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第32回日本成人矯正歯科学会大会

理事長・大会長挨拶

日本成人矯正歯科学会
   理事長 村井 茂

 第32回日本成人矯正歯科学会大会は、東京に会場を戻して、2024年6月23日に、坂本紗有見大会長のもと、開催されます。当学会としては初めての女性大会長として「 包括的歯科治療における矯正歯科の役割」のテーマを掲げ、当学会の未来に向けて、新時代を切り開いていただけるものと期待しております。学術大会は、当学会にとりまして学術、臨床医、学生と教育、研究、実践における進展、企業を含めて、新しい情報を共有するための重要な場となっています。良く噛める機能的な噛み合わせは人々の健康を守り、また美しい歯並び、口もとは自信にあふれたさわやかな笑顔をもたらします。

 日本成人矯正歯科学会は、矯正歯科治療の国民への啓発と、健康増進、治療技術の向上を目的に、30年前の天皇陛下,御成婚の年に設立されました。歯科医師、歯科関係者の教育に重点を置き、毎年学術大会以外に歯科衛生士歯科技工士向けの学会セミナーまた歯科医向け教育システムの研修プログラム、コデンタルスタッフのための歯並コーディネーター研修会を開催するなど、国民にもっとも寄り添った学会へと努力しております。一昨年30周年記念大会を終え、31回大会は、初めての地方都市、函館での開催を皆様のご協力により、終えることができました。

 当学会は、会員、準会員、賛助会員、歯並びコーディネーター会員から構成され、幅広い方々が参加されております。そして皆様の参加ご協力により初めて、発展し充実します。

 令和5年5月8日から「5類感染症」になりました。まだまだ十分な配慮が必要ですが、ようやくリアルでの開催が東京でも実現できることをうれしく感じております。

 東京開催ですので、E-ライン・ビューティフル大賞も開催が予定されており、ぜひたくさんの方にご参加いただき、新しい情報の共有のみならず、懇親の場としても参加者の皆さまに楽しんでいただきたいと考えております。そして、多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。第32回学術大会の成功と日本成人矯正歯科学会の発展を切に願いまして理事長としてのご挨拶とさせていただきます。

 

日本成人矯正歯科学会 第32回学術大会
大会長 坂本 紗有見

 第32回日本成人矯正歯科学会は、会場を函館から東京に戻し2024年6月23日に開催いたします。村井 茂理事長より当学会として初めての女性大会長を拝命し、非常に光栄であり心引き締まる思いです。「包括的歯科治療における矯正歯科の役割」をテーマに、名誉大会長に武内 豊先生、副大会長に今村隆一先生、実行委員長に吉本彰宏先生、事務局長に宮下貴代先生、学術大会常務理事に柏 英希先生、実行委員の皆様と共に、準備を進めております。

 社会情勢としてDX(デジタル化で生活やビジネスが変化していくことを意味している:実用日本語表現辞典より)化が、進んでおりますが、歯科界でもデジタル化の進歩は目覚ましく、多くの学会・セミナー・勉強会のテーマや題名に「デジタル」というWordを目に耳にすることが多くなりました。矯正歯科治療でも同様で、当会でもここ数年、それらのテーマにも取り組んで参りました。

 そのような時代の流れの中で、新しい矯正歯科治療の知識や技術を学ぶことに留まらず、矯正歯科治療を広域な歯科治療のなかで行われる治療と捉え、それを成功に導き、その後の患者様の生活のQOL向上につながる学びを得られる大会を開催したいという願いから「包括的歯科治療における矯正歯科の役割」をテーマといたしました。

 村井 茂理事長のご挨拶にもありますが、学術大会は、学術、臨床医、学生と教育、研究、実践における進展、企業を含めて、新しい情報を共有するための重要な場となっております。

 本大会では、矯正歯科治療に関するドクター向けの講演を国内外から講師の先生をお招きし1会場、コデンタルスタッフ向けの講演を多職種の講師の先生を4名お招きし1会場、ビデオ講演セッションには、一般歯科の研究会や学会等から7名の講師の先生をお招きし放映用1会場を設けました。

 新しい試みとして、TDでは、歯科医師にもモデレーターを務めていただくことと致しました。

 市民公開講座には、ご著書も多く発刊され歯科関係でのご講演も多くされていらっしゃる認知症専門医の長谷川嘉哉先生、歯科医師でメディアでもご著名な顔面アスリートでもある宝田恭子先生をお招き致しました。

 東京に会場を戻しましたので、Eラインビューティフル大賞も開催予定です。

 新しい情報の共有のみならず、懇親の場としても有意義で楽しくご参加の皆様に喜んでくださるよう実行委員一丸となりお招きの準備をいたします。多く方々のご参加を心よりお待ち申し上げております。